- 豆知識
家を建てるためには土地が必要です。そのため、新築を計画する時、多くの方が家づくりのスタートに土地を探します。しかし、家づくりには正しい順番があり、その順番を知っておかなければ、あらゆる面で損をしてしまう可能性があります。今回の記事では、土地探しをする上で損をしないために知っておくべきことについてお伝えします。
土地を探し始めてから購入するまでの期間は、一般的にどの程度必要なのか知っていますか？土地を探し始めてから購入するまでの期間は、平均すると4ヶ月〜12ヶ月ほどかかるようです。その中には、すぐに希望の土地が見つかる方もいれば、3年以上も見つけられない方もいます。
土地を探している間、多くの方はアパートなどの賃貸を借りて住んでいます。そのため毎月「家賃」が発生します。例えば土地探しに12ヶ月かかるとしましょう。家賃が7万円である場合、7万円×12ヶ月＝84万円となります。仮に1ヶ月で土地を見つけることができたとしたら、84万円−7万円＝77万円分の家賃支払いの差が出ます。家賃は支払い続けたとしても自分のものにはなりません。土地は早く見つけることができるほど、住宅ローンの支払いにあてることができるようになります。
土地探しに多くの期間が必要になる理由は、冒頭でお伝えしましたように、「新築を計画する時、多くの方が最初に土地を探すから」です。建物を建てるには土地が必要であるため、土地から探すということは間違いではありません。しかし、良い土地であると判断するためには、土地を探す前に理想のライフスタイルと予算について決めておくべきことがあります。その情報が不足しているために土地探しに長い時間を有してしまうことになるのです。
家を建てるには土地が必要です。しかし、良い土地と判断して購入するには、「予算と理想のライフスタイル」という判断基準が必要になります。どのような生活をしたいのか？それを実現する建物を建てた場合、どのくらいの建築費用になるのか？その他、必要な費用はいくらなのか？土地にいくら費用をかけられるのか？
土地を購入するための明確な判断軸を用意せずに土地を探してしまうと、「良い土地」が見つかったとしても即決判断ができず、考えている内に売れてしまうということが続いてしまうのです。さらに、「良い土地」と判断することもできずに悩み続けてしまうということにも成り兼ねません。
住宅ローンの融資を受けて、建築費用＋土地費用を捻出する計画の場合、無理せず余裕のある返済計画を立て、その計画で融資をいくら受けられるかを知っておきましょう。新築を計画する場合、「総予算＝建物費用＋土地費用＋諸費用」となります。総予算は、「自己資金（頭金）＋住宅ローン」によって算出します。この総予算を把握した上で、建物、土地にかけられる費用の分配を明確にしておくこと。それが良い土地の見つけ方であり、最短期間で土地を購入するための方法であると考えます。
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