- 豆知識
注文住宅を建築した場合、家具や家電も一括して新しいものに変えたくなりますよね。しかし、家族人数分の家具や家電をまとめて購入すると、それなりに大きな金額になってしまいます。「気がついたら予算オーバーで支払いが大変」とならないよう、必要なものから順番に揃えていくことをお勧めします。今回の記事では注文住宅を建てた場合、入居に必要な家具・家電や購入費用の目安、お得に揃えるコツなどをお伝えします。
フラット35等を取り扱っている独立行政法人住宅金融支援機構が2014年に行った「住宅取得にかかる消費実態調査」によると、新築一戸建てを購入した際に購入した耐久消費財の平均は201万円でした。かなり高額ですが、その理由はこの中に自動車や太陽光発電システムなど高額な費用も含まれているからです。
10年前の調査結果のため一概に比較はできませんが、まとまったお金がかかることは確かです。
注文住宅を建てた際、家具や家電の買い替えは必須ではありません。実際、まだ使える家具や家電を新居で使っている方はたくさんいます。新築では家具・家電を新調したいと思う方もいる一方、愛着ある家具や家電を使い続けたいという方もいるでしょう。しかし、以下のような理由で買い替えが必要な場合があります。
・新しい家では古い家具や家電は使い勝手が悪い
・家具や家電の寿命が迫っており費用をかけて運搬するより買い直したほうが安い
・新しい家にこれまで使っていた家具家電のサイズやデザインが合わない
引っ越しの費用は荷物の量と距離で変わってきます。そのため、すぐに寿命を迎える家具や家電を運ぶより処分をして引っ越し費用を抑え、そのお金を新しい家具・家電購入費用に回したほうが良い場合もあるでしょう。
また、サイズの問題も重要です。新築の注文住宅に引っ越した際、ほとんどの方が買い替える耐久消費財の1つがカーテンです。カーテンは窓によって必要なサイズが異なるため、賃貸物件でも引っ越す場合は買い直しが必要になります。同じように、家具や家電も新しい家で使うにはサイズやデザインが合わない、使い勝手が悪いといった場合は買い替えが必要です。
新築に入居する際、買い替える家具や家電をどうやって選ぶか分からないと悩む方も多いでしょう。このような場合、以下のようなポイントで買い替える品物を選ぶことをお勧めします。
①生活に必須な家具や家電を最優先する
②寿命が近い家具や家電を優先する
③多少使い勝手が悪くなる程度ならば、別のタイミングでの買い替えを検討する
優先順位は1，2，3の順です。冷蔵庫や洗濯機など生活に必須な家電、ベッドなど生活の質に直結する家具は最も優先して買い替えましょう。例えば、今まで使っていたベッドだと新居には大きすぎる、もしくは子どもが大きくなってきたので子ども用のベッドでは狭すぎるといった場合のことです。
次に優先する項目は、寿命が近い家電や家具です。なお、家電は新しいものほど省エネ効果が高く、光熱費が抑えられるといったメリットがあります。家具家電の寿命は一概に何年とお伝えすることはできませんが、10年以上使った家電、使う度に軋んだり傷みが目立つ家具などは買い替えを検討しましょう。
家具や家電を買い替えるのと同じくらい、不要になった家具や家電を処分することは重要なことです。例えば作り付けのクローゼットを新しい家に設置した場合、タンスが不要になる場合もあります。また、食洗機やオーブンをシステムキッチンに組み込んだ場合、今まで使っていた食洗機やオーブンレンジなどが不要になる場合もあるでしょう。
いらない家具や家電を処分すれば、その分、引っ越し費用も抑えることができます。
新築で使用する家具や家電の購入費をできるだけ抑える方法には、以下のような項目が挙げられます。
・予算の上限と購入する家具・家電の優先順位を決める
・1つの店でできるだけまとめて購入する
・アウトレット商品を活用する
まずは、予算の上限を決めましょう。入居時に必要な費用を書き出し、引っ越し費用など、全て計算したうえで、家具・家電の購入費に使えるお金を計算し、後から支払いにびっくりすることのないように事前準備をしましょう。
また、家具や家電を1つの店でまとめ買いをすれば、購入金額の〇％還元、購入金額〇〇〇〇〇円以上お買い上げごとに〇％値引きなど、お得に買い物をすることができることがあります。特に、家電量販店はまとめて購入することで値引きをしてくれる可能性が高いと言えます。
家具は、アウトレット商品を活用するとブランド家具でもお得に購入ができる可能性があります。ネットショップでアウトレット品が出ていることがありますので、いろいろと調べてみましょう。
新築に入居する際に家具や家電を買い替える場合は、予算と優先順位を考えたうえで購入する物品を決めましょう。全てを新しくできればそれが理想ですが、予算オーバーしてしまうと支払いも大変になります。家族の意見を聞いて、買い替えるものリスト、そしてその優先順位をつけてみてください。
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