- 豆知識
60歳を過ぎると、自身や家族のライフスタイルは大きく変化します。
定年退職を迎える方、子育てを終えて夫婦二人で暮らす方、あるいは親世代の介護を意識する方もいらっしゃるでしょう。体力や収入が変化する中で住まいをどうするかは大きな課題です。
今の家を手直しするのか、大幅に変えるのか、それとも新しく建て直すのか。この選択は「老後の暮らしやすさ」だけでなく「経済面の安心」「家族との絆」にも直結します。
この記事では、リフォーム・リノベーション・建て替えの特徴を整理し、60歳以上の方が後悔しない選択をするための視点を解説します。
リフォームはもっとも身近で取り入れやすい選択肢のひとつです。大規模な建て替えに比べて負担が少なく、比較的短期間で住まいを整えられるため、多くの60歳以上の方に選ばれています。
ここではリフォームのメリットとデメリットを整理しながら、どのような場面で適しているかを見ていきましょう。
リフォームは、今ある住まいの一部を修繕・改修する方法です。
工期が短く、数十万円から数百万円で実施できる場合も多いため、老後の生活資金に大きな負担をかけずに住環境を整えられます。また、家に愛着がある方にとって「住み慣れた家を維持できる」ことは大きな安心感につながります。
さらに、水回りや外壁などの部分リフォームであれば、住みながら工事ができる場合もあり、高齢の方にとって移動や仮住まいの負担が少ない点も魅力です。
一方で、構造そのものを変えるような大規模な間取り変更は難しいことが多く、劣化が進んだ住宅では工事中に予想外の不具合が見つかり、追加費用が発生するリスクもあります。
築年数が40年以上の住宅では耐震性や断熱性が現代基準に満たないことがあり、リフォームだけでは根本的な解決にならないケースも少なくありません。そのため、リフォームは「小規模な改善」「現状を維持したい」というニーズに向いています。
リフォームよりも一歩踏み込んだ住まいの改修方法がリノベーションです。
間取りや設備を大きく変えることができるため、暮らし方を根本から見直したい方やより快適な生活環境を求める方に注目されています。
ここではリノベーションのメリットとデメリットを整理し、どのような場合に適しているのかを考えてみましょう。
リノベーションは、既存の住宅を活かしながら、間取りや設備を大きく変える方法です。築古住宅でも断熱や耐震補強を加えることで現代の快適基準に近づけることができます。
例えば、狭い和室を広いLDKに変えたり、バリアフリー化を進めたりと生活の質を大きく向上できるのが魅力です。さらに、外観や内装デザインを一新することで新築同様の気分を味わえるのもリノベーションのメリットです。
ただし、リフォームよりも工期が長く、費用も数百万円から1,000万円以上になるケースがあります。工事中は仮住まいが必要になる場合があり、体力的にも経済的にも負担となりやすい点に注意が必要です。また、工事を進める中で柱や基礎に劣化が見つかると追加工事が必要になり、当初の見積もりよりも費用が膨らむリスクもあります。
したがって、リノベーションは「今の家を活かしながら快適性を大きく高めたい方」に向いています。
最後に紹介するのが建て替えです。既存の建物を一度取り壊し、新たに家を建て直すため、最も大掛かりで費用もかかる選択肢ですが、同時に最新の住宅性能や自由な設計を取り入れられる方法でもあります。
ここでは建て替えのメリットとデメリットを見ていきましょう。
建て替えは、既存の建物を取り壊し、新しく家を建て直す方法です。
最大のメリットは、最新の耐震性能や省エネ性能を備えた住宅をゼロから設計できることです。間取りの自由度が高く、将来の介護を意識したバリアフリー設計や断熱性・耐久性を強化した快適な住まいをつくることができます。また、建物の寿命が延びるため、長期的に安心して住み続けられる点も魅力です。
ただし、建て替えは最も費用がかかる選択肢です。30坪程度の住宅でも2,000万以上が相場となり、大手ハウスメーカーでは4,000万円を超えます。さらに解体費用や仮住まい費用も必要です。
工期も1年近くかかる場合があり、60歳を超えてからの生活設計に与える影響は大きいといえます。また、老後資金を圧迫するリスクもあるため「どのくらい長く住む予定があるか」「資金計画に余裕があるか」をよく検討する必要があります。
リフォームやリノベーション、建て替えの違いを理解したうえで実際にどの選択をするかを考えるときにはいくつかの視点を持つことが重要です。
住まいの状態や予算、将来のライフプランによって最適解は変わるため、ここでは判断の基準となるポイントを整理してみましょう。
築30年以上の住宅では、基礎や柱に劣化が見られるケースもあります。
もし構造部分が健全であれば、リフォームやリノベーションで十分対応できます。しかし、耐震診断の結果が不安定な場合は建て替えを検討した方が安心です。
リフォームなら数百万円、リノベーションなら1,000万円前後、建て替えなら2,000万から4,000万円と選択肢によって費用は大きく異なります。
年金や貯蓄、医療費や介護費を考慮しながら、無理のない資金計画を立てることが大切です。
長年住み続けた家や地域には思い出やご近所付き合いがあります。
住み慣れた環境を維持したい方にはリフォームやリノベーションが向いています。一方で、生活環境を一新したい方や次世代へ引き継ぐ住まいを整えたい方には建て替えが適しています。
自身や家族が将来どのように暮らしたいかを考えることも大切です。
例えば「これから30年住み続ける予定」なら建て替えを選ぶのも一つの方法ですし、「介護に備えて段差をなくしたい」ならリノベーションでも十分対応できます。
以下の観点で比較しながら検討すると、自分に合った選択肢が見えてきます。
リフォーム、リノベーション、建て替えの3つを比較する際は、費用・仮住まいの有無・家への愛着・耐震や断熱性能の改善度・長期的な安心感・バリアフリー対応といった観点が大切です。
費用を抑えたい場合や仮住まいを避けたい場合はリフォームが適しています。
家に強い愛着がある方はリフォームやリノベーションで思い出を残しながら暮らしやすさを高められます。
耐震性や断熱性を大幅に改善したい場合はリノベーションや建て替えが候補になります。
30年以上の長期的な安心を求める場合や将来の介護に備えたい場合には建て替え、またはリノベーションを検討するとよいでしょう。
このように観点ごとに整理することで、自分に合った選択を見極めやすくなります。
60歳を過ぎてからの住まいの選択は、一度決めたら簡単にやり直すことができません。
リフォーム・リノベーション・建て替え、それぞれに長所と短所があります。重要なのは「現在の建物の状態」「ご自身やご家族様のライフプラン」「老後資金とのバランス」を冷静に見極めることです。
まずは耐震診断や資金シミュレーションを行い、信頼できる住宅会社に相談して複数の選択肢を比較することをおすすめします。
自分に合った方法を選ぶことで、これからの暮らしが快適で安心できるものとなるでしょう。
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