- 豆知識
新城市や豊川市で家を建てるとき、大切なのは間取りやデザインの前に「この土地の風土を感じ取ること」です。南からの光の入り方、山から吹き下ろす風、梅雨の雨が流れる方向、それらは図面の中には見えませんが毎日の暮らしに深く関わってきます。
東三河のこの地域は、夏は蒸し暑く、冬は朝晩の冷え込みが強いという特徴があります。新城市は山や川が近く、湿度が高くなりやすい土地。一方の豊川市は比較的平らで南からの光を取り込みやすい地形ですが、川沿いでは水のたまり方や風の強さを知った上での設計が重要になります。
この記事では、そんな“土地の個性”に寄り添った家づくりの工夫をお伝えします。
この地域で心地よく暮らすためには、まず自然のリズムを知ることが大切です。
雨の降り方や日差しの向き、風の通り方を理解することで無理なく快適な家をつくることができます。四季の変化とともに移ろう空気を感じ取りながら、設計に生かしていきましょう。
東三河は、梅雨や台風の時期にまとまった雨が降る地域です。
山間部では特に雨が勢いよく流れるため、軒を深くして外壁や窓を守る工夫をすると良いでしょう。
庭や駐車スペースは、ゆるやかな勾配をつけて排水をコントロールしましょう。地面に透水性のある素材(例:透水性コンクリート、インターロッキングブロック、砂利敷き、芝生など)を使うと、水が自然にしみ込み、ぬかるみを防ぐことができます。
南向きの土地が人気ですが、場所によっては西日が強く入りすぎることもあります。
西側が開いている土地では、庇を少し長めに出したり、植栽で日差しをやわらげる方法を取ると良いでしょう。
逆に朝の光を取り込む場合は東側に大きな窓を、昼の明るさを安定させたいのであれば南面に腰高の窓を設けると室内の光をやさしく取り込むことができるようになります。
風の通り道を意識することでエアコンに頼りすぎず快適に過ごすことができます。
新城市では山風が抜けることが多く、南北に風が通る窓配置がおすすめです。
豊川市では住宅が密集するエリアが多いため、吹き抜けや高窓、階段の窓を使って空気が流れる“立体的な通風”を意識すると良いでしょう。
新城市と豊川市では、同じ東三河でも土地の性格が少し異なります。
新城は自然の起伏が多く、豊川は平地が広がる地形です。どちらも住みやすい地域ですが、それぞれに合った工夫をすることで安心して暮らすことのできる家づくりができるでしょう。
新城市の一部地域では、高低差のある土地も多く見られます。
斜面地では、雨水の流れ道を想定して排水を整えることが大切です。高い場所に家を建てる場合は、基礎の高さを調整して安定性を確保しつつ、眺めを活かした窓配置を計画しましょう。
豊川市では、豊川流域に近い土地は水はけや湿度に注意しましょう。
建築前にハザードマップを確認し、想定浸水エリアや避難経路を把握しておくことは大切です。もし低地を選ぶ場合は、基礎を高めにするなど、安心して暮らすことのできる対策しましょう。
家を建てるときは、自分の敷地だけでなく「隣の家との距離」や「視線の抜け方」も大切です。風通しや採光を確保しながら、プライバシーを守る窓の高さや位置を設計段階でしっかりと話し合いましょう。
近くに樹木や緑地がある場合は、それを借景として取り込むのも快適な環境を作る方法の一つです。
家の中を快適に保つためには、光と風、そして日常の動きが自然に重なるような設計がポイントです。地域の気候を理解した間取りにすることで毎日の家事や子育てが少し楽になるでしょう。
東三河のように夏の湿気が強い地域では、風が心地よく抜けるような間取りがお勧めです。
リビングの南北に窓を設けたり、吹き抜けや高窓で空気の流れをつくると、自然の風が家全体を巡ります。
明るい光を確保しつつ、熱がこもらない工夫を取り入れることが快適な毎日につながります。
一方で全館空調のような家全体の室温と湿度を一定に保つ設備を導入し、窓を開けずに快適さを保つという選択もあります。ただ、新城市や豊川市のように自然と調和する風土では、季節ごとの風を感じたり、夜に虫の声を聞いたりする優雅な時間を暮らしの楽しみにするのも一つです。
梅雨や台風の時期には、洗濯や帰宅時の動線が生活の快適さを左右します。
玄関から土間収納、洗面、乾燥スペース、ファミリークローゼットへと続く流れをつくることで雨の日でもストレスを感じにくくなります。特に子供がいるご家庭では、濡れた靴やカバンをすぐに片づけられる動線があるとより快適になります。
外出後の傘や濡れた服も、そのまま家の中を汚さずに片づけられますので便利です。
湿気がこもりやすい北側の部屋には、風が通るように収納する置き家具を壁の間に少し隙間を作り、空気が通るように配置すると良いでしょう。
窓辺にベンチや出窓を設ければ、季節ごとの光を感じられる“ひと休みの場所”になります。読書をしたり、子供と並んで外を眺めたりと、日々の小さな時間を楽しむことができます。
さらに、壁面に調湿素材を使用したり、窓の位置を少し高めにして風の抜けをつくることで北側特有の湿気を抑えることもできます。
こうした小さな工夫が積み重なり、家全体にやさしい空気とあたたかさを生み出すことができるのです。
家の外まわりは見た目の印象を決めるだけでなく、暮らしの快適さにも直結します。
新城市や豊川市の気候を考えながら、雨や日差しをやわらげ、四季を感じられる庭づくりを心がけましょう。
車中心の生活が多い新城市・豊川市では、2台+来客用1台を確保することが将来のことも考えた上で最低限必要な台数と言えます。
玄関までは屋根付きのアプローチを設けると、雨の日でも濡れずに出入りすることができます。
例えば、カーポートと一体化した屋根やポリカーボネート製のひさし、軒を延長した通路など、どんな屋根付きアプローチを選ぶかによって印象や使い勝手が変わります。
地面は滑りにくく水はけの良い素材を選び、わずかな傾斜でも排水を整えられるようにしておきましょう。
夏の日差しを防ぎ、冬の光を通す“落葉樹”を庭に植えると、四季の変化を楽しみながら快適に過ごすことができるでしょう。東三河ではシマトネリコやヤマボウシなどが人気です。木陰をつくることで外壁の温度上昇もやわらげることができます。
雨の多い地域では、コンクリート一面よりも透水性のある舗装を取り入れることで水はけがよく、夏の照り返しも少なくなります。
見た目にもやわらかく、庭との境界が自然につながります。
土地の図面や資料だけではわからないことも多くあります。実際に現地を歩き、風や光の向き、地面の感触を確かめることが大切です。
暮らし始めてからの快適さを想像しながら、次のポイントを確認してみましょう。
・雨上がりに土地を歩いて、水がどこにたまるか見る
・朝と夕方で風の向きを感じてみる
・近くの樹木や建物の影が、敷地にどう落ちるか観察する
・市のハザードマップで、洪水・土砂災害エリアを確認する
・担当者に「この土地で気をつけたい点」を相談する
こうした小さな準備が、住み始めてからの安心感につながります。
新城市や豊川市のように、自然と人の暮らしが近い地域では、土地の特徴を受け入れながら設計することが長く快適に住むためのいちばんの近道です。
風の通り道や光の入り方、雨の流れ、それらを理解し、うまく取り入れることで家は“その土地らしい心地よさ”を育てていきます。
土地を選ぶときや間取りを考えるときは、ぜひ一度現地を歩いてみてください。風の匂い、光の向き、地面の感触。そこにしかない空気を感じながら、家づくりの第一歩を踏み出してみましょう。
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創業は 1958 年、半世紀を超えて地元東三河の公共事業を担ってきました。
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