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デザインにこだわりすぎると売れない?資産価値を下げない家づくりの考え方

せっかくマイホームを建てるなら「自分たちらしいデザインにしたい」と思う方は多いでしょう。SNSやモデルハウスで見るおしゃれな外観や個性的な間取りに憧れる気持ちはよくわかります。
しかし、デザイン性を優先しすぎると思わぬリスクが生まれることがあります。それが「将来の売却や住み替えのしづらさ」です。
住宅は“暮らすための空間”であると同時に、“大切な資産”でもあります。
たとえば、個性的な形の家や特殊な間取りの家は住む人の好みが強く反映されている分、次に買う人が見つかりにくくなることがあります。また、メンテナンスやリフォームのしづらさが原因で資産価値が下がってしまうケースもあります。
この記事では、デザイン性を大切にしながらも、将来の資産価値を守るための考え方を解説します。家づくりを考えている方はもちろん、いずれ売却や住み替えを検討する可能性がある方にもきっと参考になる内容です。

なぜデザイン重視の家は売却しづらくなるの?

家のデザインを優先しすぎると、どうして将来の売却が難しくなるのでしょうか。その理由は、「買いたいと思う人の数が限られてしまう」からです。

買い手が限定される家とは

たとえば、外観がとても個性的だったり、間取りが一般的でない家の場合、「自分たちには合わない」と感じる人が多くなります。築年数がまだ浅い家でも、好みが分かれるデザインだと“そのまま住みたい”という人が見つかりにくく、結果として価格を下げないと売れないことがあります。
また、天井が極端に高いリビングや部屋数が少ないワンルームに近い間取りなども注意が必要です。そのような家は見た目がおしゃれでも、冷暖房効率や家族構成の変化に対応しにくいと感じるため、長期的な住みやすさという点でマイナスになることがあります。

地域のニーズと合わない家も注意

周辺の住宅街では一般的な二階建てが多いのに対し、一軒だけ三階建てや平屋だったりすると、将来の買い手が限られてしまうこともあります。
特に東三河地域では、駐車スペースの有無や収納量、家事動線など、実用性を重視する人が多いため、デザインより「使いやすさ」や「間取りの柔軟さ」が重視される傾向にあります。

資産価値を守る“デザインとの付き合い方”

デザインを楽しみながらも、将来の価値を下げないためには「ほどよい個性」と「汎用性のある設計」を両立することが大切です。

外観は“街並みとの調和”を意識する

家の印象を決める外観デザインは目立つほど良いとは限りません。周囲の建物とのバランスが取れている方が街並みに溶け込みやすく、長く飽きのこないデザインになります。
将来的に売却する際も、周囲との調和がとれている家の方が買い手に安心感を与えることでしょう。
また、外壁材や屋根材は見た目だけでなく、メンテナンス性や耐久性のことも考えて選ぶことが大切です。
たとえば、塗り替えの頻度が高い素材や修理に専門業者が必要な特殊素材は、維持コストが高くなり、買い手の負担を増やす要因になります。大手ハウスメーカーなどの仕様にはその会社オリジナルの素材を使用していることがあるため、採用する前には確認する必要があります。

内装は“誰でも住みやすい”を意識する

内装の色や間取りの自由度にも売却時の評価に影響します。強い色の壁紙や造作家具が多い家は、買い手が「自分好みに直すのが大変」と感じやすく、敬遠されることがあります。
おすすめは、ベースとなる壁や床はシンプルにして、照明やカーテン、小物などで個性を出す方法です。こうすることで、将来リフォームもしやすく、買い手が自分好みにアレンジしやすい家になります。

将来の売却・住み替えを見据えた家づくりのポイント

デザイン性と資産価値を両立するには、設計段階から“将来を見据える視点”を持っておくことが重要です。

可変性のある間取りを考える

子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせて間取りを変えられるようにしておくと不便なく長く住み続けることができます。
将来売却するときも、幅広い世代に対応できる間取りの方が買い手に選ばれやすくなります。

性能・メンテナンス・履歴を残す

デザインよりも今後重視されるのが「住宅性能」と「管理状態」です。
たとえば、省エネ性能・耐震性能・断熱性能などは、これからの住宅市場で価格に大きく影響します。また、定期点検や修繕履歴をしっかり残しておくと、将来売却する際に“安心できる家”として評価されやすくなります。

長く安心して暮らせる素材を選ぶ

流行に左右されやすい素材や設備より、長期間使える耐久性のあるものを選ぶことが大切です。メンテナンスのしやすさも含めて考えると、長い目で見たときにコストを抑えることができます。

新築は資産、将来の選択肢を増やすもの

家づくりは今の暮らしを快適にするだけでなく、将来の可能性を広げる大きな資産になります。住宅ローンを完済した後でも、売却や賃貸として運用することができるなど、暮らし方の選択肢が増えるのです。
デザインにこだわることも大切ですが、将来の価値を意識した計画にすることで、長い目で見た安心感が得られます。

3つの選択肢(住む、売る、貸す)

マイホームは一生住み続けるから購入する、その考えはとても素敵なことです。しかし、それだけでなく将来の状況によって「売る」や「貸す」という選択肢を持つこともできます。
たとえば、子どもが巣立った後に小さな家へ住み替えたり、転勤や介護などで一時的に貸し出したりと、ライフステージに合わせて柔軟に活用できるのです。
最初からそうした可能性を想定しておくことで資産としての自由度が高まります。

子どもへの資産としての価値

自身の住まいを将来的に子どもへ引き継ぐことを考える家庭も増えています。
資産価値のある家は、次の世代に安心を残す大きな力になります。建物の性能やメンテナンスの記録をしっかり残しておくと、子ども世代がリフォームや住み替えを検討するときにも役立ちます。
家を丁寧に管理しておくことは、未来の家族への贈り物になるのです。

マイホームは安心を手にいれるもの

マイホームは単なる建物ではなく、家族が安心して暮らすことのできる“心の拠りどころ”です。たとえ将来のライフプランが変わったとしても、しっかりした資産価値を持つ家であれば心に余裕をもって対応できます。
資産としての価値を考えることは、今の安心と将来の安心、どちらも手に入れるための第一歩です。

まとめ

おしゃれで個性的な家は魅力的ですが、将来の売却や住み替えまで考えると“誰にとっても住みやすい”バランスが大切です。
デザインを楽しむことは悪いことではありませんが、街並みとの調和やメンテナンスのしやすさ、将来の暮らしの変化にも対応できる設計を意識してみましょう。
家は一度建てたら終わりではなく、長い年月をかけて家族の人生を支える大切な場所です。将来の安心や選択肢を残すためにも、“資産としての家づくり”を意識して計画していくことが大切です。

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代表 新木正明

伸和建設株式会社 代表取締役社長 新木 正明
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