• 豆知識

実家の土地なら安く建てられる?土地代0円でも必要になる7つの費用|新城市・北設楽郡の家づくり

「親の土地があるから、土地代はかからない」
「実家の敷地内に建てれば、家づくりの費用をかなり抑えられる」
新城市や北設楽郡で家づくりを考えている方から、このような相談を受けることがあります。
たしかに、土地を新しく購入しなくていいことは大きなメリットです。土地代がかからなければ、その分を建物や外構、暮らしやすさに回せる可能性があります。
ただし、ここで注意したいのが、土地代0円=土地にかかる費用0円ではないという点です。
実家の土地や親族の土地に家を建てる場合でも、古い建物の解体、家財の処分、相続登記、境界確認、農地転用、造成、上下水道、浄化槽、接道条件、地盤改良など、事前に確認すべき費用があります。
特に新城市や北設楽郡では、広い敷地、古い母屋、畑、山林、倉庫、庭石、高低差のある土地などが関係することも多く、見た目には「使えそうな土地」でも、実際に新築できる状態に整えるまで費用がかかることがあります。
この記事では、実家の土地に家を建てる前に確認したい7つの費用を整理します。

実家の土地は大きなメリット。でも最初に見るべきは「建てられる状態か」です

実家の土地があることは、家づくりにおいて大きな強みです。

土地探しから始める場合、希望エリアで予算に合う土地を探し、道路や日当たり、周辺環境、土地の形、上下水道の状況まで確認しなければなりません。土地がなかなか見つからず、家づくり全体が進まないこともあります。

一方で、親の土地や実家の土地がある場合、場所の見通しは立てやすくなります。通勤、子どもの学校、親との距離、地域とのつながりも考えやすく、暮らしのイメージも具体的になります。

しかし、家を建てるためには、その土地が「家を建てられる状態」になっている必要があります。

今は建物が建っている土地でも、建て替えのときに道路条件や法的規制を確認する必要があります。畑や田んぼだった土地であれば、農地転用の確認が必要です。古い家が残っていれば解体費用がかかります。水道や浄化槽、電気、通信の引き込みが整っていなければ、インフラ工事の費用も発生します。

そのため、実家の土地で建てる場合は、最初に建物の価格だけを見るのではなく、土地を使える状態にする費用まで含めて総額を確認することが大切です。

詳しくは、こちらの記事もあわせてご覧ください。
後悔しないために最初に決めたい。家づくりの総予算の考え方

費用1|古い建物・家財・庭まわりの撤去費用

実家の土地に古い家が建っている場合、まず確認したいのが解体と片付けの費用です。

古い母屋を壊して建て替える場合、建物本体の解体費用がかかります。さらに、家の中に家具、布団、家電、食器、衣類、農機具などが残っている場合は、家財や残置物の処分費用も必要です。

親が長く暮らしていた家ほど、思っている以上に物が残っています。空き家になって数年経っている場合も、片付けだけで時間と費用がかかります。

また、新城市や北設楽郡の実家では、敷地内に倉庫、物置、車庫、農機具小屋、庭石、植木、ブロック塀、大きな樹木があることもあります。これらを残したまま建てられる場合もありますが、建物の配置や駐車場、工事車両の進入に支障が出る場合は撤去が必要です。

注意したいのは、解体費用だけで判断しないことです。

建物を壊す費用、家財を処分する費用、庭石や樹木を撤去する費用、倉庫や外構を撤去する費用は、それぞれ別でかかります。最初の見積もりにどこまで含まれているか確認が必要です。

お庭や外構の予算配分については、こちらの記事も参考になります。
お庭も計画的に!全体のバランスを考えた予算配分を考えましょう

費用2|相続登記・名義変更など土地の権利に関する費用

実家の土地に家を建てるとき、意外と見落とせないのが土地の名義です。

「親の土地」と思っていても、登記を確認すると祖父母の名義のままになっていることがあります。兄弟姉妹と共有名義になっている場合もあります。相続の話し合いが終わっていない土地では、家を建てる前に権利関係を整理する必要があります。

特に注意したいのが、相続登記です。2024年4月1日から相続登記は義務化され、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に申請する必要があります。

家を建てるときには、住宅ローンの審査や建築確認、土地の使用承諾などで、土地の名義が関係します。親名義の土地に子どもが家を建てる場合でも、金融機関や建築会社との手続きで確認が必要です。

また、家族間で「使っていいよ」と話していても、将来的な相続で揉めることがあります。兄弟姉妹がいる場合は、誰が土地を使うのか、将来どのように相続するのか、固定資産税を誰が負担するのかまで話しておく必要があります。

相続や親の家については、こちらの記事もあわせて読むと整理しやすくなります。
親の家、相続する気ありますか?“二重ローンリスク”を避ける新常識

参考情報:
相続登記の申請義務化に関するQ&A|法務省

費用3|境界確認・測量にかかる費用

実家の土地で家を建てる場合、境界の確認も必要です。

昔から住んでいる土地では、「このあたりまでがうちの土地」という感覚で使われていることがあります。しかし、新築を建てるときには、隣地との境界、道路との境界、敷地面積、建物を配置できる範囲を明確にする必要があります。

境界が曖昧なまま計画を進めると、建物の配置、駐車場、フェンス、給排水管のルートで問題が出ます。隣地の塀や樹木、屋根、配管などが越境している場合もあります。

測量が必要になると、その分の費用がかかります。隣地所有者との立ち会いが必要になる場合もあり、すぐに終わるとは限りません。

新城市や北設楽郡では、昔からの土地や広い敷地も多く、境界杭が見つからない土地もあります。山林や農地が隣接している土地では、どこまでが宅地として使えるのか確認が必要です。

実家の土地は、家族にとってはよく知っている場所です。ですが、建築計画として見ると、改めて測量や境界確認が必要になる土地もあります。

費用4|農地転用や法的確認にかかる費用

実家の敷地の一部が畑や田んぼになっている場合、そのまま住宅を建てられるとは限りません。

新城市の案内では、農地を農地以外の状態にすることを農地転用と説明しています。住宅建築や駐車場の設置も農地転用にあたります。自己所有の農地を転用する場合は農地法第4条、他者所有の農地を買ったり借りたりして転用する場合は農地法第5条の許可が関係します。

つまり、親の土地だから自由に建てられるとは限りません。

地目が畑や田になっている場合、農地転用の手続きが必要になることがあります。さらに、農地の場所や条件によっては、転用できるかどうかの判断も必要です。

また、農地以外でも、都市計画区域、用途地域、建ぺい率、容積率、道路条件、がけ条例、景観、土砂災害警戒区域など、建築前に確認すべき項目があります。

この確認を後回しにすると、希望していた場所に建てられない、希望の大きさで建てられない、造成や申請の費用が増える、という問題につながります。

参考情報:
農地の転用「農地法第4条・第5条」|新城市

費用5|接道条件・進入路の幅で増える費用

家を建てる土地では、道路の確認が必要です。

建築基準法では、建物の敷地と道路の関係が定められています。一般的には、建築基準法上の道路に敷地が接しているかを確認します。

ここで大切なのは、普段の車が入れることと、建築上問題がないことは別だという点です。

実家まで軽自動車で入れる道があっても、工事車両や資材搬入車が入れるとは限りません。道路幅が狭い、曲がり角がきつい、電柱や側溝がある、坂が急、橋が狭いといった条件があると、工事費用が増えることがあります。

また、敷地が道路に接しているように見えても、その道路が建築基準法上の道路として扱われるかどうかは確認が必要です。昔から家が建っている場所でも、建て替えのときに道路条件の確認が必要になることがあります。

新城市や北設楽郡では、山あいの道、集落内の細い道、私道、農道のような道が関係する土地もあります。道路条件は、建てられるかどうかだけでなく、工事費にも直結します。

参考情報:
建築基準法|e-Gov法令検索

費用6|造成・擁壁・高低差にかかる費用

実家の土地で建てる場合、造成や高低差の確認も必要です。

新城市や北設楽郡では、平らに見える土地でも、道路や隣地との高低差があることがあります。敷地内に段差がある、道路より土地が高い、逆に道路より低い、裏側が斜面になっている、古い石積みや擁壁があるといった土地では、建物を建てる前に確認が必要です。

高低差がある土地では、土を入れる、土を出す、擁壁を作る、既存の擁壁を補強する、水が流れる方向を整える、といった工事が必要になることがあります。

特に古い擁壁は注意が必要です。見た目にはしっかりしていても、現在の建築計画に使えるかどうかは別問題です。建物の重さ、駐車場の位置、隣地との関係によって、追加の工事が必要になることがあります。

また、雨の日の水の流れも重要です。水が敷地にたまりやすい土地では、外構や排水計画にも費用がかかります。晴れた日だけでは分からないため、雨の日や雨上がりに土地を見ることも大切です。

水はけや高低差については、こちらの記事も参考になります。
雨の日こそ土地探しのチャンス?新築前に確認したい水はけ・高低差・道路の注意点

費用7|上下水道・浄化槽・給排水・地盤改良にかかる費用

最後に確認したいのが、インフラと地盤です。

家を建てるには、水道、排水、電気、通信などの設備が必要です。すでに実家が建っている土地でも、新しい家の位置によっては配管のやり直しが必要になります。古い配管をそのまま使えない場合もあります。

新城市や北設楽郡では、下水道ではなく浄化槽が必要になる地域もあります。既存の浄化槽がある場合でも、新築で使えるか、位置や容量に問題がないか、入れ替えが必要かを確認します。

また、敷地が広い場合、道路から建物までの距離が長くなり、給排水管や電気の引き込み費用が増えることがあります。山あいや奥まった土地では、通信環境の確認も必要です。

さらに、地盤調査の結果によっては地盤改良費がかかります。土地代が0円でも、地盤が弱ければ建物を安全に支えるための工事が必要です。

インフラと地盤は、見た目だけでは判断できません。建物の見積もりを見る前に、上下水道、浄化槽、給排水、電気、通信、地盤改良まで含めて確認することが大切です。

参考情報:
合併処理浄化槽設置補助制度|新城市

なお、新城市の案内では、新築や建て替え、増築にあわせて合併処理浄化槽を設置する場合は、補助金の交付対象外とされています。補助金の有無ではなく、まずはその土地で下水道を使うのか、浄化槽が必要なのか、既存設備を使えるのかを確認することが大切です。

実家の土地で建てるなら、建物より先に土地の総額を確認する

実家の土地に家を建てることは、大きなメリットがあります。

土地を購入しなくていい分、家づくりの選択肢が広がります。親の近くで暮らせること、慣れた地域で暮らせること、子どもにとって祖父母との距離が近くなることも、実家の土地ならではの魅力です。

ただし、土地代0円という言葉だけで判断すると、家づくり全体の予算が崩れることがあります。

古い建物の解体、家財の処分、相続登記、境界確認、農地転用、道路条件、造成、擁壁、上下水道、浄化槽、地盤改良など、建てる前に必要な費用は土地ごとに違います。

大切なのは、建物の金額だけで判断しないことです。

まずは、その土地に家を建てられるか。
建てるために、どのような準備が必要か。
土地を使える状態にするために、どれくらい費用がかかるか。

この順番で確認すると、家づくりの総額が見えやすくなります。

ぽんたのいえでは、土地が決まったあとに、周辺状況、日当たり、法的規制などを確認し、その土地に合った間取りと見積もりを考えていきます。

実家の土地や親族の土地で家を建てたい方は、建物のプランを決める前に、まず土地の状態を一緒に確認することが大切です。

関連ページ:
ぽんたのいえづくり

ぽんたに相談する

よくある質問

実家の土地や親の土地に家を建てる場合、土地代がかからない反面、事前に確認すべきことが多くあります。名義、境界、農地転用、解体、インフラ、道路条件などは、土地ごとに状況が違います。ここでは、実家の土地で家づくりを考える方からよくいただく質問を整理します。

親の土地に建てれば、土地代は本当に0円ですか?

土地を購入しないという意味では、土地代はかからないことがあります。ただし、解体、測量、相続登記、造成、インフラ、地盤改良などの費用は別で必要になります。土地代0円でも、土地に関係する費用が0円になるわけではありません。

実家の敷地内なら、どこにでも家を建てられますか?

どこにでも建てられるとは限りません。道路条件、法的規制、農地転用、境界、上下水道、浄化槽、建物配置などの確認が必要です。敷地が広くても、建てられる場所が限られることがあります。

畑だった場所に家を建てることはできますか?

畑や田などの農地に家を建てる場合、農地転用の確認が必要です。場所や条件によって判断が変わるため、早めに確認する必要があります。

古い家を壊して建て替える場合、何から始めればいいですか?

まずは名義、境界、道路、法的規制、解体範囲、家財処分、インフラの状況を確認します。そのうえで、建物の配置や総予算を考える流れになります。解体だけを先に進めるのではなく、建て替え後の計画と合わせて判断することが大切です。

実家の土地で建てる相談は、いつすればいいですか?

建物の間取りを決める前が適切です。土地の条件によって、建てられる家の大きさ、配置、外構、駐車場、費用が変わります。実家の土地で建てたいと考えた段階で、早めに土地の確認から始めることをおすすめします。

まとめ

実家の土地や親の土地があることは、家づくりにおいて大きなメリットです。

しかし、土地代0円でも、建てるための準備費用まで0円になるわけではありません。

古い建物の解体、家財の処分、相続登記、境界確認、農地転用、道路条件、造成、擁壁、上下水道、浄化槽、地盤改良など、土地ごとに必要な確認があります。

特に新城市や北設楽郡では、広い敷地、古い建物、畑、倉庫、庭石、高低差、細い進入路などが関係することも多く、土地を使える状態にする費用を先に見ておくことが大切です。

「親の土地があるから安く建てられる」と考える前に、まずはその土地で本当に建てられるのか、建てるためにどのくらい費用が必要なのかを確認しましょう。

建物の価格だけではなく、土地を整える費用まで含めて総額を考えることが、後悔しない家づくりの第一歩になります。

一番大切にしているお客様との信頼関係

私たちぽんたのいえは、「ただ家が売れればいい」とは思っていません。
創業は 1958 年、半世紀を超えて地元東三河の公共事業を担ってきました。
私たちがみなさまと共に作り上げてきた街。
住まわれている⽅が笑顔になるよう想いを乗せてお仕事をしてきました。
今ぽんたのいえで、⼾建のお家を建てているその理由も同じです。
『みなさまに笑顔で暮らしていただくため』
笑顔で暮らす、これほど素敵な毎⽇はありません。
⼀緒に夢の家づくりを始めましょう。

ぽんたのいえ3つのポイント
①ローコスト住宅なのに新築⾃由設計
②ローコストなのに安⼼で安全な適正施⼯期間
③建てた後の安⼼なアフターメンテナンス対応

ご相談お待ちしております。

ご連絡先
フリーダイヤル 0120-56-3948 (受付時間: 10:00~18:00)

お問い合わせフォーム
https://ponta-house.net/contact.php

ぽんたのいえ

代表 新木正明

伸和建設株式会社 代表取締役社長 新木 正明
創業 昭和33年地元東三河の公共工事を担ってきました。
また戸建て住宅の建築、リフォーム、リノベーションなどの施工実績も多くさせていただいております。
通常のリフォームだけを取り扱っている業者とは違い、注文建築もご依頼がお受けできる会社として現在運営しております。そのため、他社と違ったきめ細かな、またお客様のニーズに合ったアドバイスなども可能かと思われます。