- 豆知識
子供が小学生に上がると宿題をしたりテスト前の復習をしたりと、勉強する機会が一気に増えてきます。そして新築を建てる一つの要因になるタイミングでもあるでしょう。そのため、新築の設計において子供が勉強に集中できる環境づくりをしてあげることも重要です。今回の記事では、子供が勉強に集中できる設計方法や環境づくりのコツをご紹介します。
子供が勉強に集中できる設計方法をご紹介します。
・勉強部屋に使う色
・集中できる明るさ
・適切な机と椅子のサイズ
上記3つのポイントを見ていきましょう。
まずは、勉強部屋をどんな色でコーディネートするかを考えましょう。色が集中力に与える影響は大きいため、選ぶ配色によって作業効率に差が出ることもあります。
例えば、青・水色などの寒色系にはリラックス効果があり、黄色や赤色などの暖色系には興奮作用があります。気持ちをリラックスさせながら作業したい場合は寒色系、短期集中で勉強したい場合には暖色系といったように、どのような勉強スタイルを取るかによって選ぶ配色も変わってくるのです。
照明の明るさや位置も集中力に影響がでます。例えば、青白い昼光色は集中力を高め、オレンジ色の電球色はリラックス効果を高めてくれます。
机の周りにデスクライトを置くのであれば、用途によって明るさや色を変えられるように調光調色タイプの照明を選ぶと良いでしょう。
机と椅子は自分の体に合うものを選びましょう。実際に座ってみて適切に体にフィットするものがおすすめです。ただ、子供は成長するにつれて身長も体格も変わってきます。長く使えるように、机も椅子も高さを変えられるものを選ぶようにしましょう。
続いて、子供が勉強に集中できる環境づくりのコツを紹介します。
・誘惑になるものは見えないところに隠す
・子供が片付けやすいレイアウトにする
・机は窓の近くが良い
・部屋全体が明るくなるような配置にする
・時計を設置する
・リラックスできるアイテムを置く
それぞれのコツを見ていきましょう。
スマートフォンや携帯ゲーム、漫画など、子供にとって誘惑になるものは見えないところに隠すようにしましょう。勉強に集中するためにも、勉強に使うもの以外は引き出しや収納ボックスに入れておき、机に向かったら勉強に集中するといった具合にメリハリをつけることが大切です。
子供が自分の持ち物を整理しやすいようにレイアウトしましょう。整理しやすいレイアウトであれば、部屋が散らかりにくくなります。勉強する際にすっきりと片付いていれば集中力も上がるでしょう。
子供が手を伸ばしやすい場所に教科書やノートを置いたり、ランドセルやバッグを置いたりする場所もあらかじめ決めておくと、子供も片付けやすくなります。
机は窓の近くに配置して、日の光に当たるようにしましょう。直射日光は避けるべきですが、適度に太陽光に当たることで、集中力を高めて自律神経も整えられます。気分転換に外を眺めて目を休ませるのにも効果的です。
部屋全体が明るくなるように家具をレイアウトすることも大切です。机の棚や自分の頭で手元が影にならないように、照明計画を考えるようにしましょう。明るさが不十分だと視力が低下したり疲労が溜まりやすくなる恐れがあります。
勉強に集中してもらうためにも、時間を意識させる必要があります。「〇時まで算数をやって、次は30分間国語の勉強をする」といった具合にタイムスケジュールを立てたり、テストと同じ時間で問題を解いてみたりすることで集中力をアップさせることができます。
ただ、スマートフォンをタイマー代わりにすると誘惑にかられる可能性があるため、スマートフォンは使わずに時計を使わせるようにしましょう。
植物やアロマの香りなどリラックスできるアイテムを置いてあげるのもポイントです。これは勉強の疲れを軽減させる目的で使います。ただ、子供によって好き嫌いもあるので、どの香りや植物が良いかは子供と話し合って決めるようにしましょう。
子供の勉強スペースを子供部屋以外に複数作るのもおすすめです。なぜ学習空間を複数作るべきなのか、その理由について解説していきます。
ダイニングやリビングでの学習は集中力を養うことができます。また、子供が学習につまずいた時に大人がすぐに対応できるというメリットもあります。
あらかじめ勉強時間を決めておく、規則正しい勉強習慣を身につけることで、子供も自然と勉強に集中できるようになります。
リビングやダイニング、自分の部屋など様々な場所で勉強できる空間を作っておけば、子供は環境が変わっても勉強に集中できる力を身につけられます。中学・高校で受験があると、これまでいったことのない環境でテストを受けなければなりません。そんな場合でも緊張しすぎずに集中できるようになります。
子供が勉強に集中できる環境づくりについて解説しました。勉強の習慣を身につけてもらうためにも、子供が集中して学習できる環境を作ってあげることが大切です。これまで解説したことを参考に、子供のための勉強スペースを作ってみましょう。
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