
近年、物価や建築価格の上昇により、延床25坪前後の家を検討される方が増えています。しかし「25坪って少し狭くないかな?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
実は“広く暮らせるかどうか”は、面積の数字よりも家族の動き方と空間の使い方で大きく変わります。行き止まりの多い家は、仮に広い家にしたとしても実際より狭く感じやすく、動線が重なれば毎日のストレスにもなりかねません。逆に、視線や動線に“抜け”をつくり、空間をつなげる工夫をすれば、25坪でも驚くほど開放的な家になります。
この記事では、家族の暮らし方を中心に考えた「体感面積を広げる設計のコツ」を、間取り・動線・視覚デザインの3つの観点からご紹介します。
Contents
動きに無駄が少ない家は、同じ面積でも驚くほど広く感じることができます。生活の流れに合わせて「どこからどこへ」「誰とすれ違うか」を考えることで、自然と行き止まりのない間取りができあがります。
まずはそのポイントについてみていきましょう。
廊下を減らすことで、実際の居住スペースが広がるだけでなく、移動のムダを減らすことができます。
特にキッチンや洗面所など、家族がよく使う動線に合わせて空間をつなげると、自然と行き止まりのない回遊動線が生まれます。視線が抜ける先に開口部や明るい窓があるとさらに奥行きを感じられるため、物理的な面積以上に広がりを感じることができます。
こうした動線は、家族が日常的に行き来するルートを自然に分散させることで、暮らしの流れにゆとりを生み出します。
特に共働きの家庭や子供がいる家庭では、朝の身支度や家事時間が重なることが多いため、回遊できる間取りにすることでストレスを軽減できます。また、回遊動線を利用して風の通り道を確保すると家の中の空気がよどまず、体感的にも軽やかで広がりを感じる住空間になります。
例えば、朝の身支度の時間帯に洗面所やキッチンが混み合わないように設計すると、それだけでストレスが大幅に減ります。
子供がリビングを横切っても動線が交わらないような配置にすると、家族それぞれが自由に動ける“流れのある空間”になります。また、動線の重なりを減らすことでぶつかる心配がなくなり、暮らしに穏やかなリズムが生まれます。
こうした動きのスムーズさが、家全体を実際の面積以上に広く感じさせるポイントです。
朝や夜など、家族が一斉に動く時間帯を想定しながら動線を設計しましょう。
洗面と脱衣のスペースを分けたり、帰宅後の動線を玄関から最短に整えたりすることで動きが重なりにくくなり、家の中でのストレスを減らすことができます。また、家族が自然にすれ違わずに行動できる間取りは、心理的にも開放感を生み出し、結果として“広く暮らせる家”につながります。
人は、視界の先に奥行きや明るさを感じると“広い”と錯覚します。そのため、実際の面積よりも“どう見えるか”が体感面積に大きく影響します。
部屋の奥に窓や開口を設けて視線が抜けるようにすると、奥行きと開放感を感じることができます。
LDKを一直線に配置すれば、リビングからダイニング、キッチンまで視界がつながり、より広々とした印象になります。さらに、廊下の突き当たりに坪庭や飾り棚を設けることで視線が止まらず自然と先へ誘導され、閉塞感を軽減することができます。
このように、視線の行き止まりをなくす設計は、限られた面積でも空間を大きく見せる効果的な方法です。
リビングを高天井にして開放感を生み出し、ダイニングをあえて低めにすることで空間全体にリズムと落ち着きを持たせることができます。また、小上がり畳や段差を設けることで同じ空間の中でも“別の居場所”を感じる演出が可能です。
さらに、照明のラインや梁の配置を工夫することで視線の流れに変化が生まれ、仕切りを設けなくても自然と空間を分けることができます。
このように高さの変化を活かした設計は、限られた面積を豊かに見せる大切なポイントです。
「壁をなくす=丸見えになる」と思われることが多いのですが、工夫次第で“広く見えるのに落ち着ける空間”をつくることができます。
ポイントは「視線を通しながら、気配をゆるやかに仕切る」ことです。
キッチンとリビングの間には腰壁とカウンター収納を設けることで、手元を隠しつつ視線の抜けを確保し、開放感を保つことができます。また、玄関を格子でゆるやかに分けることで光や風を通しながらも、外からの視線をやわらかく遮ることができます。
さらに、飾り棚を仕切りとして活用すれば、収納とインテリアの両面から空間に広がりを与えることができ、限られた面積でものびやかな印象を演出できます。
透明や半透明の引き戸を採用することで、開閉によって空間の印象を自在に変えることができます。
背の低い家具を仕切りとして配置することで家族の気配を感じながらも視線の抜けを保つことができ、圧迫感を与えません。さらに、ハイドアやスリット建具を用いることで天井までの高さを強調でき、閉じていても空間全体がのびやかに感じられます。
このように、建具や家具の選び方や高さの工夫によって、広く心地よい“つながる空間”を実現することができます。
モノが多い空間は、視覚的に狭く感じてしまう原因になります。
収納を“使う場所のすぐそば”に配置することで片付けが自然と習慣化し、見た目にも広く感じる家になります。
脱衣所の近くにタオル収納を設け、玄関には帰宅後すぐに荷物を置けるスペースをつくるなど、家族全員の動線を考えながら収納の位置を決めることが大切です。
使う場所の近くに収納を配置することで日々の片付けがスムーズになり、自然と整理整頓が続く住まいになります。
見える部分は高さを抑えることで空間全体に開放感を与えることができます。一方で、生活感の出やすいアイテムは引き戸や壁面収納の中にまとめることで視覚的にすっきりとした印象を保てます。
このように“見せる部分”と“隠す部分”を意識して整理することで、限られた面積でも広がりのある空間を演出できます。
30坪でも、暮らし方と設計の工夫次第で“想像以上に広く感じる家”を設計することができます。広さを生むのは数字だけではなく、家族の動き・視線の流れ・空間のつながりです。
行き止まりをなくし、気配がつながる間取りにすることで家族の距離が近づき、心まで広くなる住まいになります。
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