住宅総合展示場に出展している住宅会社では、お客様からの希望に合わせて「ライフシミュレーション」を行う住宅会社があります。今回はそのライフシミュレーションの危険性についてお伝えします。
新築を計画する時に行うライフシミュレーションとは、家を建てた後のシミュレーションを行うことです。ライフシミュレーションを行う住宅会社では、新築を購入する際に住宅ローンの融資を利用される方が対象になります。建てた後の毎月の返済に対し、負担に感じることなく生活できるかどうかをシミュレーションします。
住宅会社のライフシミュレーション全てが危険というわけではありません。しっかりとお客様に寄り添って担当者が親身に相談に乗っているライフシミュレーションはとても良いものになると思います。ですが、ある一部の住宅会社は、ライフシミュレーションを担当者ではなく外部のファイナンシャルプランナーに依頼してお客様と共にライフシミュレーションを作る会社があります。これが危険なのです。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家です。ですが、住宅の専門家ではありません。ファイナンシャルプランナーが作成したライフシミュレーションには、家のメンテナンスについての記載がないなど、正確さに欠けていることが多いのです。なぜそのようなことが起こるのかと言いますと、そのファイナンシャルプランナーは住宅会社の依頼でお客様のライフシミュレーションを作成しているため、お客様が見た時、その住宅会社の家を購入できると思えるように作成しているのです。ライフシミュレーションの内容が成り立たず、お客様がその住宅会社の家を購入しないことになると、住宅会社としては依頼した意味がないということになります。よって正確なライフシミュレーションにはならないことが多いのです。
全国展開している住宅会社や住宅総合展示場に出展している会社の担当者にはノルマがあります。出展するためにはモデルハウスの建築費用、モデルハウスの維持管理、毎月の出展費用、人件費などの経費がかかります。そのためお客様を担当するスタッフを多く配置し、一人ひとりに毎月ノルマを課します。そのノルマを達成できるように日々訓練を欠かしません。そのため契約して頂くことが第一優先になってしまい、お客様の笑顔あふれるマイホームライフのことを軽視している傾向にあります。だからこそ、担当者自身でライフシミュレーションをすることはできず、外部に任せることになってしまうのです。
全国展開している住宅会社や住宅総合展示場に出展している会社の多くの担当者は、お客様の幸せよりも契約が第一優先と記載しました(そうではない方もいらっしゃるかもしれませんが)ライフシミュレーションはその方法の一つだと思いますが、本当に大切なことはライフシミュレーションによる数値的な安心感ではなく、住宅ローンの支払いに不安を感じない安心できる提案をする担当者、お客様の事情に寄り添ってプランニングをする担当者が必要なのではないでしょうか?
新築を計画するということは、性能やデザインを求めるのではなく、ご自身とご家族様の笑顔あふれるマイホームライフを築くこと、それが目的です。
私たちぽんたのいえは、「ただ家が売れればいい」とは思っていません。
創業は 1958 年、半世紀を超えて地元東三河の公共事業を担ってきました。
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