本棚をどこに設置する?効率的な本の収納スペースの作り方

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本棚をどこに設置する?効率的な本の収納スペースの作り方

本や漫画が好きな方にとって、本棚の設置は住宅設計において重要なポイントになります。特に蔵書が多い方にとっては、効率よく収納しながら取り出しやすい本棚の設置場所を設計する必要があります。しかし、「本棚はどこに作ればいいのか」「設置した後に後悔しないためのポイントは?」といった疑問や悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?本棚はただ広いスペースを確保すれば良いというものではなく、収納する本の種類や大きさに合わせて収納を作る場所や形状を決めていかなければいけません。今回の記事では、注文住宅に本棚を設けたい方に向けて、最適な本棚の設置場所や効率的な本の収納方法を紹介していきます。本棚の場所を選ぶポイントや、限られたスペースでも使いやすく、おしゃれに本を収納するための工夫をチェックしていきましょう!

本棚はどこに作るのが理想的?

本棚を設置する場所と聞いて、まず思い浮かべるのは壁面ではないでしょうか?しかし、広い壁が確保できない場合やコンパクトハウスなどで限られた空間を最大限に活用したいという方も多いですよね。そんな時、少しの工夫で効率的な収納スペースを確保できる方法があります。

1. 廊下の壁面

本棚を作る目的で廊下を取り入れた間取りを設計することがあります。しかし、その場合は廊下の幅を本のサイズに合わせて広げることを覚えておきましょう。廊下に本棚を設置することで、リビングには毎日使用する家電や道具を収納するスペースを確保しやすくなります。
本棚は壁面一体を収納スペースにしてしまうと圧迫感があることや取り出しがしにくいという点が生まれてしまいます。そのため、腰高くらいの本棚にすることで圧迫感を与えずに小物を飾るスペースにもできてストレスを感じない生活を実現できるでしょう。

廊下の壁面を利用した本棚の写真

2. 窓やドアの周り

窓やドアの周辺も有効な収納スペースとして活用できます。窓際に本棚を設置すると、窓辺の読書スペースと組み合わせることができ、読書の時間を楽しむことができます。ただし、直射日光が当たる場所では本が日焼けしやすくなるため、紫外線対策が必要になります。
窓やドア周りの本棚は、軽い本や小さな本の収納に適しており、背表紙のデザインによってインテリアの一部として活用することもできます。特に、窓の下部に本棚を設置することで、無駄なスペースを活用しつつ、おしゃれな印象に仕上げることができます。

窓周りを利用した本棚のイラスト

3. 階段下や踊り場

階段の下や踊り場も本棚の設置に人気の場所です。階段下は奥行きが深く、デッドスペースになりやすい場所なので、本棚を手前に設置するようにしましょう。また、踊り場に設置した本棚は、おしゃれな見せる収納として使いやすく、特に軽い文庫本や雑誌などを収納するのにぴったりな場所です。

階段を利用した本棚の写真

4. ロフトスペース

ロフトは空間を有効に活用できる場所です。特にロフトスペースは読書スペースとしても使うことができるので壁一面を本棚にしても圧迫感が少なくスペースを有効活用できます。

ロフトの写真

使いやすい本棚を設置するためのポイント

本棚を設置する場所を決める際には、収納する本のサイズや使用頻度も考慮する必要があります。以下に本棚をより使いやすくするためのポイントを紹介します。

1. 本の大きさに合わせた場所を選ぶ

文庫本や漫画本のように軽くて取り出しやすい本は、目線よりやや高めの位置に設置しても問題ありません。一方、大きくて重い図鑑や雑誌は、低い位置に収納すると使いやすくなるでしょう。
また、図鑑や教科書など大型の本を収納する場合は、廊下やリビングの一角に低めの本棚を設置するのがおすすめです。さらに、子どもが使う絵本などは、手が届きやすい場所に設置することで、子ども自身が本を管理できるようになるでしょう。

オーダーメイドの本棚の写真

2. 本の使用頻度に応じた設置場所を選ぶ

よく読む本や参考にする本は、すぐに手に取れる場所に本棚を設置するのが理想です。例えば、ロフトやリビングに本棚を設置し、リラックスできる空間で本を楽しめるようにすることも良いアイデアですね。また、窓際に本棚を設け、そこを読書スペースにすると、居心地の良い場所として活用できます。
一方、使用頻度が低い本や保管目的の本は、多少取り出しにくい場所にまとめて収納すると良いでしょう。
奥行きが浅い本棚であれば、本が取り出しやすく、デッドスペースを有効に使えます。

リビングにある本棚の写真

地震対策を考慮した本棚の設置

日本は地震の多い国です。大量の本が収納された本棚が地震で倒れたり収納された本が落ちたりすることは避けたいですよね。安全対策として、本棚の転倒防止策を欠かすことはできません。
本棚の転倒を防ぐためには、突っ張り棒タイプの固定具やジェルマットなどを利用してしっかり固定しましょう。また、本棚の上段には軽い本を、下段には重い本を収納することで、重心が安定して安全性が高まります。

耐震金物を設置した本棚

オーダーメイド(造作)本棚のメリット

蔵書の多い方や特別な空間を作りたい方には、オーダーメイドの本棚を検討してみましょう。オーダーメイドの本棚には、以下のようなメリットがあります。

オーダーメイドの本棚

1. 空間を有効活用できる

オーダーメイドの本棚は、家の構造に合わせて設計されるため、空いたスペースを無駄にすることなく設置できます。壁面や階段下などのデッドスペースを最大限に活用でき、収納力を高めることができます。

2. インテリアとしての一体感

オーダーメイドの本棚は、家全体のインテリアと統一感を持たせることができるため、おしゃれな空間を実現できます。部屋の雰囲気に合わせた素材や色を選ぶことができるので家具全体が調和し、より居心地の良い空間を作り出せるでしょう。

3. 頑丈で安全

オーダーメイド本棚は、設置される場所に合わせてしっかりと固定されるため、大量の本を収納しても、倒れたり床が抜ける心配がありません。安全性が高いため安心して収納することができるでしょう。

オーダーメイド本棚のデメリット

ただし、オーダーメイドの本棚にはいくつかのデメリットもあります。

1. 移動できない

オーダーメイドの本棚は一度設置すると移動することができません。将来的な模様替えやライフスタイルの変化を見越して設計する必要があります。

片付けをしている写真

2. 費用がかかる

オーダーメイドは既製品の本棚に比べ高額になります。使用する素材や工事費用によってコストが変わりますので、事前にしっかり予算を確認しておくことが大切です。

建築費用を計算している写真

まとめ

本棚をどこに設置するか、どのように使うかによって、家全体の収納効率やインテリアの魅力が大きく変わります。限られた空間を有効に活用しながら、自分に合った本棚をデザインすることが大切です。
今回紹介したポイントを参考に、本棚を取り入れた快適な空間づくりを進めてください。オーダーメイドの本棚を検討する場合は、担当者としっかり相談して、自分の理想に合った空間を実現しましょう。

本棚の写真

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代表 新木正明

伸和建設株式会社 代表取締役社長 新木 正明
創業 昭和33年地元東三河の公共工事を担ってきました。
また戸建て住宅の建築、リフォーム、リノベーションなどの施工実績も多くさせていただいております。
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