
住宅ローンというと、「どの銀行で借りるか」「金利は固定か変動か」といった“借りる瞬間”の話に目が向いてしまいます。しかし実際には、多くの方が不安を感じ始めるタイミングは、契約後、そして返済が始まってからです。
家が完成し、引き渡しを受け、引っ越しを終えた頃には、ひと段落した気持ちになる方も多いでしょう。ただその一方で、家具や家電の購入、各種手続きなどに追われ、家計のことをじっくり考える余裕はほとんどありません。
そうした中で、何の準備もないまま住宅ローンの返済だけがスタートしてしまう。ここに多くの不安の原因があります。
住宅ローンの不安は、金利や借入額そのものよりも、「何から考えればいいのか分からない」「順番を知らない」ことから生まれることが多いのです。
この記事では、返済が始まるまでにやっておきたい準備を「順番」に沿って整理していきます。
最初に知っておきたいことは『住宅ローンの返済がいつ始まるのか』という点です。
多くの場合、返済開始は「引き渡しの翌月」もしくは「翌々月」になります。つまり、家が完成してから間もなく、実際の返済が始まるということです。
この時期は、引っ越しや新生活の準備で頭がいっぱいになると考えてください。
家具や家電の購入、役所や学校関係の手続きなど、やるべきことが一気に重なります。そのため、家計や返済計画について落ち着いて考える時間を取ることが難しくなります。
そのため、ここで大切なことは「準備できていない=計画性がない」という話ではないということです。そもそも、準備しづらい流れになっていることが現実なのです。だからこそ返済が始まる前に、意識して準備の時間を取ることが重要になります。
住宅ローンが始まると聞くと、まず「家計を見直さなきゃ」「節約しなきゃ」と考える方が多いのではないでしょうか。しかし、いきなり削ることを考える必要はありません。最初にやるべきことは、家計の把握です。
ここでのポイントは、支出を次の二つに分けて考えることです。
・毎月必ず出ていくお金(固定費)
・状況に応じて調整できるお金(変動費)
多くの人が不安を感じることは「減らせない支出」がどれくらいあるのかが分からない時です。
住宅ローン、保険料、通信費、車に関する費用など、毎月ほぼ確実に出ていくお金が把握できると家計の輪郭がはっきりしてきます。
家計を整える第一歩は『削減すること』ではありません。何が生活の土台になっているのかを知ることです。
この段階で全体像が見えるだけでも、不安はかなり和らぎます。
住宅ローンの返済額を考える際、金融機関のシミュレーションを参考にする方は多いでしょう。ただし、ここで注意したいことは、金融機関が示す金額は「借りられる上限」であって「無理なく返せる金額」ではないという点です。
生活において本当に大切なことは、返済が続いたとしても日常がうまく回っていくかどうかです。
例えば、月に1万円返済額が違うだけで、外食の頻度や急な出費への対応力などから来る精神的なゆとりは大きく変わります。
また、ボーナス払いを組み込む場合も慎重に考える必要があります。
ボーナスは余剰資金と考えられることが多いのですが、教育費や税金、車検などと重なることも考えておく必要があります。
ボーナス払いは楽にするための手段ではなく、支払いのタイミングをずらす手段だという認識が大切です。
(ただし、基本的にボーナス併用払いはおすすめしていません)
返済額は、「払えるかどうか」ではなく、生活をどれだけ余裕を持って続けられるかという視点で考えることが重要です。
住宅ローンの返済を考える際、どうしてもローンそのものに意識が集中してしまいます。しかし実際には、返済と同時に生活の前提が変わることを忘れてはいけません。
持ち家になることで固定資産税がかかるようになり、修繕や消耗品の管理も自分たちで行う必要があります。家が広くなれば、その分メンテナンスにかかる手間や費用も増えます。また、立地の変化によって車の使い方や保険内容が変わることもあります。
ここで意識したいことは「出費が増える」というよりも、お金の使い方の前提が変わるという点です。
住宅ローンは単体で存在する支出ではなく、新しい生活全体とセットで考える必要があります。
ここで初めて、具体的な家計の見直しに入ります。ただし、ここでも「節約」を目的にするのではなく、支出の役割を整理することが大切です。
代表的なのが保険の見直しです。
住宅ローンを組む際、団体信用生命保険(団信)に加入します。この団信により、万が一のことがあった場合、保険金によって住宅ローンは完済されます。つまり、「住む家を守るための保障」はすでに備わっている状態です。
この状況で、住宅ローン残高を想定した高額な死亡保障がある場合、役割が重複している可能性があります。ここで見るべきなのは金額ではなく、「何を守るための保険なのか」という目的です。
医療保険や就業不能保険についても同様です。
医療費そのものよりも、働けなくなった期間にローンを払い続けられるか、という視点で整理すると必要な保障が見えてきます。
家計見直しとは支出を減らすことではなく、それぞれの支出が果たしている役割を整理する作業です。
金利上昇が話題になると、「毎月いくらか繰上返済した方がいいのでは」と考える方も多いでしょう。繰上返済自体は、元金を減らし、将来の利息を抑えるという意味で決して悪いものではありませんので基本的にはお勧めしています。
ただし、繰上返済を最初から義務のように設定してしまうと、家計の柔軟性が失われてしまいます。『毎月必ず返さなければならない』という意識がプレッシャーになり、生活の余白を削ってしまうことになるのです。
繰上返済は、家計がうまく回った結果として行うものです。
毎月ではないとしても、年に一度まとめて行っても構いませんし、状況によっては行わない選択も一つの戦略です。
大切なことは『いつでも繰上返済できる状態を作っておくこと』であって、必ずやり続けることではありません。
最後に考えておきたいことは『もしもの時の対応』です。
収入が減ったらどうするか、出費が増えたらどうするか、金利が上がったらどうするか。こうした不安は誰にでもあります。
不安の正体は悪い未来そのものではなく、「どうすればいいか分からない」状態です。
繰上返済を止める、固定金利に切り替える、借り換えを検討する、誰かに相談する。こうした選択肢を知っているだけでも気持ちはずいぶん落ち着きます。
逃げ道は使うために用意するものではありません。存在を知っていること自体が安心につながるのです。
住宅ローンは、我慢して払い続けるものではありません。返済が始まる前に、生活を調整できる状態を作っておくことがその後の安心につながります。
完璧な準備は必要ありません。ただ、準備の順番を知っているかどうかで返済が始まった後の感じ方は大きく変わります。
この記事がこれから住宅ローンと向き合う方のひとつの整理材料になれば幸いです。
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