土地は面積、方位、形状、周辺環境などを考慮すると世界に二つとして同じ土地はありません。そのため、建築したい土地を決めるためには、土地への要望を入念に考えておく必要があります。今回の記事では、土地の要望の決め方についてお伝えします。
土地にかかる費用についてはこちらの記事で説明しています。
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土地は建物を建築するために購入しますので、土地にかかる費用を把握し建築費用と共に予算を組む必要があります。土地や建物に必要な費用を把握するためには土地のみを扱う不動産会社だけでは不可能です。住宅会社と共に進めていく必要があり、信頼できる住宅会社のサポートが必須です。土地を探す際には必ず信頼できる住宅会社を見つけた後にサポートを受けながら探すようにしましょう。
土地は似たような土地はあったとしても世界に二つとして全く同じ土地はありません。そのため、建築する建物を明確にイメージできる状態で土地探しを行わないと、
・購入に踏み切れない
・購入後に後悔する
このようなことになりかねません。仮に購入後に建物の打ち合わせを住宅会社と行い、後悔してしまい土地の契約を解除することになると、土地の売買契約時に納めた手付金が返還されず、無駄な費用を生むことになってしまいます。建物を建築するために土地を購入する場合は、必ず住宅会社に建物の要望、理想のライフスタイルを伝え、どういう土地であれば実現可能なのかを知った上で住宅会社に探してもらうことが最善です。
土地探しの前に住宅会社との打ち合わせを優先すべきであると伝えましたが、その際に建物と土地の要望、予算について準備しておく必要があります。ここでは、土地の要望の決め方についてお伝えします。
最初に取り掛かることは土地への要望を箇条書きにして書き出してください。家族で話し合いながら出た意見を全て書くようにしましょう。
意見が全て出ましたら、出した要望を10個に絞ってください。理想のライフスタイルをイメージしながらどの項目が重要なのかを家族で話し合いましょう。
10個に絞った項目に優先順位をつけます。数字で1〜10まで順位をつけるのではなく、以下の3つの項目に分けてください。
・絶対に叶えたい要望(3つ)
・できれば叶えたい要望(3つ)
・どちらでも良い要望(4つ)
このように10の項目を振り分けていきます。これまで同様、大切なことは家族で話し合って決めることです。
優先順位を決めることができたら住宅会社に相談にいきましょう。土地だけではなく建物の要望、そして予算を伝えます。予算は自己資金(現金)+住宅ローンの融資額によって算出します。これを総予算と言います。この総予算は、建築に必要となる費用全てを含んでいます。そのため総予算を使って建築に必要となる費用の分配を考えていく必要があります。
建築に必要となる費用は以下となります。
・土地代金
・仲介手数料
・諸費用
・その他の費用
・建物本体代金
・付帯工事費
・諸費用
・その他の費用
総予算を把握し、これら土地代金と建物本体代金+付帯工事費以外の項目におおよそいくら必要になるのかを住宅会社に確認します。そこで余ったお金が土地と建物にかけられる予算となります。
土地と建物にかけられるおおよその金額を把握できたら、建物と土地の要望を伝え、その上で住宅会社が予算を分配し、あなたに合う最適な提案をしてもらいましょう。ここで注意することは予算の関係上、あなたが思い描いていた土地・建物よりも低いイメージの提案があることもあります。その場合、
・無理に予算を上げる
・理想をすぐに諦める
このようなことを安易に決定せず、どうしたら理想を実現できるのかを住宅会社としっかり打ち合わせをして納得できる点を作っていくことが大切です。住宅会社は新築後、数十年間あなたのマイホーム生活を支えるパートナーです。互いの意見を尊重し合える関係を築いていきましょう。
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