マイホームの夢を叶えるために始めた家づくりなのに、家づくりに疲れてしまったという方も多いと聞きます。せっかく楽しいはずの家づくりなのに、なぜ疲れてしまうのでしょうか。今回の記事では、家づくりに疲れてしまう原因と、家づくりを楽しむためのコツについて解説しています。まさに今、家づくりに疲れてしまっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
家づくりに疲れてしまう原因は1つではありません。様々な理由から、「疲れたな」と感じてしまい、途方にくれてしまう方も多くいらっしゃいます。その中でも、家づくりに疲れてしまう6つの原因について見ていきましょう。
1つ目は、土地が決まらないこと。
自分たちの希望に合った土地を探しているのに、なかなか決まらないことはよくあります。決まらない原因は、
・希望のエリア内に良い土地がない
・条件に見合った土地が見つからない
という理由が多いようです。
土地探しは見つかるまでに半年から1年以上かかる場合が多いため、途中で土地探しに疲れてしまう方もいます。
どのような土地が良いのか、どんな家が良いのか、そもそもの家づくりの方向性が定まらないという方もいます。この原因としては、家づくりに関する勉強がまだまだ足りていない可能性が高いと言えます。ただ闇雲に「ああしたい」「こうしたい」だけを考えず、その希望をどうやって実現すれば良いのかを考えていかなければなりません。全ての希望を叶えようとすると、家づくりの方向性も定まらず時間だけが過ぎてしまい、疲れてしまうことが多いようです。
特に注文住宅の場合、土地から間取り、設備に至るまで全て自分たちで決めていく必要があります。壁紙の色や細かい巾木・窓枠の色まで自分で考えていくため、次第に疲れてしまい、担当者が選んだもので妥協してしまう方もいるようです。
こちらも注文住宅で多い家づくりに疲れてしまう原因の1つです。注文住宅の場合、お客様の要望に合わせて設計士が間取りを作ります。また、ネットや住宅系の雑誌でも間取りの事例を見ることができ、だんだん情報過多になってくることもあるでしょう。
様々な間取りのパターンを知って自分たちに合う間取りを考えるのは大切ですが、情報をたくさん詰め込みすぎると結局どれが最適なのかわからなくなってしまいます。自分や家族にとってどんな間取りが良いのか悩み続け、疲れてしまう人も多いようです。
夢のマイホームを手に入れるための家づくりでは、住宅会社の担当者との相性も非常に重要です。担当者と緻密(ちみつ)なコミュニケーションを取ることで、より良い家づくりができます。しかし、担当者との相性が良くない、担当者に不信感があるなど、何か違和感があると、緻密なコミュニケーションも取りづらくなってきます。違和感を持ったまま家づくりを進めても、どこかでトラブルに発展するかもしれません。
不信感・違和感を持ったまま家づくりを進めてしまうと、だんだん家づくりのことを面倒に感じてしまいます。
情報をたくさん仕入れることはとても良いことですが、情報ばかりを入れ続けてしまうと逆に疲れてしまいます。例えば、たくさんの住宅会社から選びたいからと、毎週のようにハウスメーカーの住宅展示場に通ったり、完成見学会に通ったりすると、それだけでも疲れてしまいます。
だんだん時間に追われて家づくりが楽しくなくなってしまうので、情報を仕入れ過ぎることも気をつけてください。
続いて、家づくりに疲れた時にお勧めの対処法について見ていきましょう。疲れたまま家づくりを進めてもうまくいきません。これから解説する対処法を実践し、気持ちを新たに家づくりに取り組んでみてくださいね。
まずは何に疲れてしまっているのか、ストレスや悩みを書き出してみましょう。悩みやストレスを可視化することで、自分の気持ちを客観的に把握することができます。また、悩みやストレスが明確になると、次にどのような行動を取れば良いのかが見えてくるので、冷静に家づくりを進められるようになります。
家づくりの方向性が決まらなかったり、間取りに悩んでいる時は、優先順位を考えてみてください。優先順位の高い項目とそうではない項目を分け、それらの予算との兼ね合いを家族と話し合い、こだわりたいポイントを家族と共に考え直すことで、優先順位と妥協点が明確になってきます。優先すべきポイントが明確になると、その部分にお金を割り当て、妥協点にはお金を節約することができるようになります。
一旦家づくりについて忘れる時間を作るのも大切です。家づくりは、細かく計画を立てていかなければならないため、ずっと家づくりのことばかりを考えていると、ストレスを感じて疲れやすくなってしまいます。時には家づくりのことを忘れて、カフェでお茶をしたり読書をしたりして気分転換をしてみると良いでしょう。
あとで決めることができることは考えないようにしましょう。例えば、今間取りの打ち合わせをしているのに、
・キッチンのカップボードはどこのメーカーにしようか
・壁紙の色をどうするのか
このようなことを考えてしまうことがあります。しかし、カップボードも壁紙も、家づくりの計画がある程度進んでから決めます。間取りのことを考えている時は、家事動線の効率性や収納をどこに設置するのかなど、目の前にある図面に集中しましょう。
何か悩むことがあれば、担当者にあとで決めることができるのかどうかを確認しましょう。
どうしても担当者と相性が合わない、不信感や違和感がある時は担当を変えてもらうのも1つの考え方です。担当の変更をお願いするのは言いづらいことですが、家づくりでトラブルや失敗をしないためにも、変更の相談は早めにしましょう。
最後に、家づくりを楽しむための3つのコツを解説していきます。コツをしっかりと理解して、家づくりに疲れてしまわないようにしましょう。
まずはスケジュールに余裕を持つことです。余裕のないスケジュールだと、精神的にも余裕がなくなってしまいます。気持ちに余裕を持つことで、土地探しや家づくりの仕様決めも楽しくなってくるでしょう。
気になることがあれば、家づくりのプロに積極的に相談してみてください。心配事があるにも関わらず相談もせずにいるとモヤモヤした気持ちがついてまわります。担当者とのコミュニケーションを取るためにも、小さなことでも気にせずに色々聞いてみましょう。
すでに家づくりを経験している友人や知人の家づくりを参考にするのもお勧めです。どのように家づくりを楽しんだのか、アドバイスをもらって実践することで自分たちも家づくりに前向きになれるでしょう。また、経験者なので、家づくりに疲れてしまう気持ちも共感してもらえて、そんな時の対処法も教えてもらえるかもしれません。
家づくりに対して、時には「疲れた」と感じることも出てくるかもしれません。一生に一度のマイホームを手に入れるため、妥協せずに計画を進めたいと思うからこそ疲れてしまうのでしょう。根を詰めすぎず、時には息抜きをしたり、何に疲れているのかを洗い出したりするなど、立ち止まってみることも大切です。
これまで解説したことを参考に、家づくりを楽しんでみましょう。
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