新築の間取りや外観ばかりに目がいってしまい、「隣の家との距離」や「境界の扱い方」のような建物の配置も住みやすさの重要なポイントになります。実はこの“境界”のことをしっかり意識しておくことが暮らしの快適さやご近所付き合いに大きく関わってくるのです。家は建てて終わりではなく、入居してそこから暮らしが始まります。隣の家との距離が近すぎて視線が気になったり、音が響いたり、メンテナンスがしづらかったり。そういった住んでからの「しまった!」を防ぐためにも、今回は“境界”の考え方について詳しく解説します。
家を建てる際には「敷地境界線からどれくらい離して建てるか」がまずポイントになります。建築基準法や民法では一定の条件のもとで隣地境界線から50cm以上離すことが求められています。ただしこれはあくまで最低限のルールで、快適に暮らすためにはそれ以上の距離が必要になります。
たとえば、窓を開けたときに隣の窓と向かい合ってしまうと、お互いのプライバシーが守られにくくなります。また、南側に十分な距離を取れないと日当たりが確保できず、冬は特に寒さを感じやすくなります。間取りを考える際には、こういった外との関係も意識しましょう。
住んでからのご近所トラブルで多いのが「境界線」に関するものです。以下のポイントに注意しましょう。
土地を購入する際、「境界標(杭)」がきちんと設置されているかを必ず確認しましょう。杭がなかったり、あいまいなままになっていたりすると、後々の建築や外構工事の際にトラブルの原因になります。不明瞭な場合は、土地家屋調査士による確定測量を依頼するようにしましょう。
隣地との間に杭がない場合、自分の土地だと思って使っていた部分が実は越境していたというケースも。越境とは、本来の敷地の境界を越えて、建物や塀、カーポート、植栽などが隣地にはみ出してしまっている状態のことです。たとえば、自分の敷地内だと思って設置したブロック塀が実際には隣地にかかっていたり、屋根の一部が境界を越えてしまっていたりすることがあります。こうした越境があると、後々の修繕時にトラブルになったり、土地の売却や相続の際に問題になることもありますので早めの確認と対応が大切です。新築の場合は住宅会社との設計段階でこのような事例を避けることはできますが中古住宅を購入の際には必ず確認するようにしましょう。
法律で定められている距離を守っていても、実際に暮らしやすいかということではありません。たとえば以下のような点に影響します。
隣家との間に1m以上のスペースがあると、洗濯物や布団を気兼ねなく干せる場所として活用できます。風通しも良くなり、湿気対策としても効果的です。
エアコンの室外機の設置や外壁の塗り替えなど、家のメンテナンスにはある程度の作業スペースが必要です。建物と境界の間に60〜90cm程度の通路があると、将来的な作業がスムーズになります。後から「道具が入らない」「人が入れない」と困らないように、事前に確認しておきましょう。
プライバシーを守りつつ、圧迫感のない“やさしい境界”をつくるには外構の工夫も大切です。
完全に囲ってしまうと閉鎖的な印象になってしまうこともあります。隣の家との距離に応じてフェンスの高さを調整したり、半透明の素材や縦格子を使うことで風通しを確保しながら目隠し効果も得られます。
生け垣や植栽を利用して、自然な形での目隠しもおすすめです。緑を挟むことで、お互いの暮らしを尊重しながら境界を保てる点が魅力です。ただし、植物の手入れや落ち葉には配慮が必要なので管理が難しそうな場合はローメンテナンスの植物を選びましょう。
家づくりにおいて「隣の家との距離」や「境界」のことは、間取りや外観デザインよりもついつい後回しになってしまうことがあります。しかし、そこにこそ住み心地の良さやご近所との関係性を左右する大切なポイントが隠れています。境界線の確認や建物・外構の配置計画などをしっかり行っておくことで住んでからの「困った!」を防ぐことができます。
安心して快適に暮らせる住まいをつくるために、ぜひ“境界”という視点も大切にしてみてくださいね。
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