家づくりを進める中で、LDKの広さや収納の数、動線の効率など、つい「目に見える快適さ」ばかりに意識が向いてしまいます。けれど、毎日の暮らしの中にはほんの少しだけ「立ち止まってひと息つける場所」があることで心がふっと軽くなる瞬間があります。たとえば、階段の途中や廊下の一角に設けた座れるスペース。子どもが静かに本を読めるスペースや家族や来客がちょっと座って話ができる空間。こうした“ちょっとした余白”が、実は暮らしにやさしさとゆとりをもたらしてくれるのです。今回の記事では「ちょっと休める場所」が果たす役割や家づくりの設計段階で意識しておきたいことをご紹介します。
最近の住宅では、限られた空間をいかに無駄なく使うかがポイントとされることが多くあります。しかし、必要以上に空間を詰め込んでしまうと、どこか気持ちに余裕がなくなってしまうことも。
私たちは一日中ずっと動き続けているわけではありません。ふとした瞬間に立ち止まり、座ってひと呼吸おきたくなることがあります。そんなときに、座れる場所や景色を眺められる場所があると、心身を落ち着かせるきっかけを作ることができます。
暮らしの中に「緊張をほどく場所」があることは、住まう人だけでなく、訪れる人にとっても心地よい空間になるのです。
「ちょっと休める場所」といっても、大掛かりなスペースは必要ありません。日常の動線や空間の端に少しの工夫を取り入れることで自然とくつろげるスペースを生むことができます。わざわざ場所を大きく確保しなくても空間の一部を上手に活かすだけで、家の中にやさしい居場所をつくることができるのです。
靴の脱ぎ履きはもちろん、荷物を一時的に置いたり、外出前に少し座って身支度を整えることに使います。お客様とのちょっとした会話にも役立つ、気軽に使える場所です。
階段の途中に少し広めの踊り場を作ることでくつろぎスペースになります。造作のカウンターを設置して子どもたちの読書コーナーとしたり、クッションや小さな本棚を置くことで“お気に入りの場所”にすることができるでしょう。
壁の一部をくぼませたり、天井を低くしたりして、落ち着いて過ごせるヌックを設けるのもおすすめです。家族の気配を感じながら、一人の時間も楽しめる場所になります。
光が差し込む窓辺にカウンターやベンチを設ければ、朝のコーヒーを飲んだり、景色を眺めながら気持ちを整えるスペースに。植物を置いて、癒しのコーナーにするのも素敵です。
「ちょっと休める場所」を無理なく暮らしの中に取り入れるためには設計の初期段階から意識しておくことが大切です。空間の一部を少し工夫するだけで日常の中に自然とくつろげる場所が生まれます。ここでは、設計時に配慮しておきたいポイントをいくつかご紹介します。
休める場所は、人の通り道に干渉しない場所に設けることがポイントです。日々の生活の邪魔にならず、使いたいときにすっと利用できる距離感を意識しましょう。また、掃除のしやすさや他の家族の動きを妨げないことも大切です。動線と干渉しないだけでなく、家全体のバランスの中で自然に溶け込む位置にあると、より快適に使えるスペースになります。
落ち着ける空間をつくるためには自然光の入り方や外とのつながりを意識することが大切です。たとえば、小さな窓からでもやさしい光が入るように設計したり、視線の先に庭や空が見えるように配置することで空間全体に抜け感と心地よさが生まれます。こうした工夫が日常の中で自然とリラックスできる場所につながっていきます。
くつろぐ空間がリビングに偏っていると家族の過ごし方が限定されてしまい、居場所の自由度が下がってしまいます。たとえば、テレビの音や会話が気になる場面では、他に落ち着ける場所がないとストレスの原因になりやすいです。家の中に複数の「居場所」があると、家族それぞれが自分のペースで過ごせるようになり、自然と心地よい距離感が保たれるようになります。
家づくりでは、利便性や機能性を優先することが多くなります。けれども、ほんの少しの“ゆとり”を設けるだけで、家全体の印象や住まい心地がぐっと変わってきます。
「ちょっと休める場所」は、暮らしの中の緊張をゆるめ、人と人の心を近づけてくれる、そんなやさしい存在です。ぜひ間取りの中にそうした小さな居場所を取り入れてみてはいかがでしょうか。きっと、暮らしがもっとラクに、もっとやさしく感じられるでしょう。
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